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□■ 古賀 誠 メッセージ
■ 2010年04月20日号
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「30周年特集号その2」
前回に引き続き、今回も30周年特集号として「特別インタビューその2」をお届けします。
■これまでの政治生活の中での思い出は?
「三十年というのは長いようで短い」と言われますが、私は長かったような気がします。振り返ると節目・節目で感動や喜び、そして悲しみがありました。
その中でも、やはり初当選というのが一番印象に残ります。
徒手空拳、地盤・看板・鞄、これを必要とされていた国政選挙で、何一つ持たない私が、支援者の皆様方のお力だけで国政に送り出して戴いたわけで、特に泡沫候補とみられていた私が最初の挑戦こそは敗れましたが、二度目の挑戦では見事に当選させていただきました。
この時の感激と感動、これは忘れられないものがあります。
それから私の悲願でもあった与党の国会対策委員長、この職責につかせてもらった事が非常に嬉しかったです。初閣僚・幹事長に就任したときよりも国対委員長就任が感動的でした。
これは、自分の目指す法律や法案、これが立法府で実現できるという喜びがあったからです。
弱者に対してどういう政策が必要か、まさに政治を志すきっかけとなった母親の背中とダブるのですね。だから、国対委員長を三年やった喜び、これは忘れられません。
■政治の集大成として、これから成し遂げたいことは?
私を三十年育んでいただいた後援会・支援者の皆様方が、私に何を期待して国政に出させて頂いたのか、そのことをもう一度振り返ることが大事だと思います。
地域の発展は勿論ですが、国家と国民のために、今混迷する政治、ともすれば政治の貧困に結びつけられようとする今の政治不信、一日も早く政治の王道に戻すことが必要です。
幸い、門閥・閨閥のない私が、皆様方からの一票一票の積み重ねで、国会に出させてもらったということは、今日の極めてパフォーマンス・スタンドプレー・ポピュリズムがこれだけ横行する政界にあって、私は最も強い武器を持っていると思います。
なぜなら、「皆様方の一票への感謝の気持ちがあれば、失うものは何もない」という事です。家系にも傷つけるものもありません。
そうであるならば、政治家としての集大成は、やはり政治の王道に邁進していく、という事に尽きます。結果として、政治の本舞台は未来にあるので、次世代、次々世代を見据え、その為に自分がどういう役割を果たすのか、こういったことに向けてもう一度闘志をかりたてる、これこそが私の責務だし使命だと思います。
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