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機関紙「自由民主」の第2478号が9月13日に発行されました。
この機関紙の「あの頃の思い出」コーナーに古賀誠代議士が登場したので、紹介します。 |
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「母の言葉」
この写真は母・美芳に抱かれた0歳の私である。
父が戦死したあと、母は行商や内職をしながら、女手一つで幼かった姉と私を育てた。豊かな現代からは想像もできない厳しく貧しい生活だったが、81歳の生涯を閉じるまで、一度も泣き言や愚痴を言ったことがなかった。私はそんな母の背中から「辛抱すること、我慢することの大切さ」を学んだ。
政治の貧困と、その結果もたらされた戦争の悲惨さ、家族の絆の尊さ、社会的弱者への思いやりなど…。母の生き様は、私の政治信条や政治姿勢の土台となっている。
旧・福岡3区から初めて出馬する昭和54年、官房長官だった田中六助衆院議員とともに大平正芳総理を訪ねた際、大平総理から「あなたは政治家にとって大切な財産を持っている。それは『貧困』を経験していることだ」と言われた。この言葉で私の政治への志は不動のものとなった。
母に立候補の意思を打ち明けるとひどく驚いていた。しかし、私の決意を理解すると「一筋に貫きなさい」ときっぱり言った。その言葉は私の原点として、今も心の支えになっている。
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■■自由民主■■ |
第2478号 平成23年(2011年)9月20日(火曜日) |
発行所:自由民主党本部 |
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