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自民重鎮が今こそ語る
“復興への道筋”と“政局の行方”

■現政権運営に対して
常々申し上げている通り、国や国民の運命は政党に帰属するということです。
2年前に政権交代が現実のものとなって、これを許した自民党もお詫びするところはしっかりとしなければなりません。なぜああいう負け方をしたのか、なぜ今のひどい政権誕生を許したのか、ということです。改めて原点に返り、「国や国民の運命は政党に帰属する」ということを骨の髄まで刻んでいかなければなりません。
■震災復興・大連立について
あれだけの大きな震災の中で、政治がどう考えるかという事です。
「大連立」というは、衆参のねじれ、菅内閣だけでは国難を乗り切れない、被災地では選挙などできない、という事もあり、政治の流れを変えるためにも一つの考え方としてはありました。
しかし、完全にタイミングを逸した事もあり、これからは大連立は難しいと思います。
勿論、復旧・復興に対して出来ることは全て協力する、という姿勢に変わりはありません。むしろ震災復興に対しては独自でも進めていくという姿勢です。

■政権のあるべき姿(提言)
今、一番大事な事はこれだけ経済も政治も社会も揺れ動いているときですが、その変革の中にあっても自分で決めたことは最後までひとすじにつらぬいていく、そういう事だと思います。
そのことによって、国民の政治に対する信頼回復が出来ると思います。
今求められていることは「政治の信頼回復」、この一言、これに尽きます。
政治が国民の信頼なくして、良い国家づくりも、また国民の安全・安心も構築できないと思います。

PRIME NEWS 2011年6月28 O.A


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